先日、入居者の娘さんから電話がありました。
「娘が今度結婚するんですが、写真の前撮りに来てもいいですか?」という内容。
「もちろん!」と返事をしたものの、「え?もしかしてウェディングドレスでですか?」と思わず聞き返してしまいました。
「どうしてもおばあちゃんと撮影したいと言うので・・・。ご迷惑でしょう?」とおっしゃるので、「大丈夫です。お待ちしています」
と答えました。
早速ご本人に伝えると半信半疑のようで、よく分かられていない様子。
着替えをして玄関に行き、ウェディングドレス姿のお孫さんを見て、びっくり。涙を流して感激されました。
その様子を見ていた、カメラマンや結婚式場のスタッフの方々も涙、涙。
とっても温かい時間が流れました。
では、いざ撮影を!と外を見ると、それまで曇り空だった天気が嘘のように、お日様が出て、外での写真撮影ができました。
途中、お孫さんに向かって、「こんなよか男を見つけて。旦那さんを泣かせないようにせなんよ」とおっしゃり、
みんなで大笑いしました。
桜の丘では、色々な外出の支援も行っています。
例えば、ふるさと訪問。自宅で家族水入らずの時間を過ごしてもらうというもの。その為、職員は送迎だけを行います。
また、米寿や白寿祝いといった慶事の席への外出支援も行います。車椅子で家族だけで外出をするのは難しい方も、送迎
をすることで、家族の祝事や地域の行事に参加することが可能になります。
先日は、お孫さんの結婚式に出席される為、熊本市内の結婚式場までの送迎を行いました。
少しでも入居前の生活が維持できたら・・・。そんな思いで取り組んでいます。